【訪問時期:2014年1月】
ペルーとボリビアにまたがる位置に南米有数の湖であるチチカカ湖にがあります。そのチチカカ湖には島がいくつかあり、そこでは今も人が暮らしています。今回はそんなチチカカ湖にあるウロス島・タキーレ島の2つの島をめぐる現地ツアーに参加してみました。
チチカカ湖のウロス島&タキーレ島へ
チチカカ湖ツアーの起点の町は「プーノ」
チチカカ湖への起点はペルー南部にあるプーノという町。
標高3827mという富士山よりも高いところにあります。
プーノ自体は小さな地方の町という感じでした。私が訪れたときは何か祭りをやっていてにぎわっていました。
町中にはいくつも旅行会社があって、そこでチチカカ湖へのツアーを組むことができます。ツアーは日帰りで島をめぐるものから、1泊2日で島に宿泊するものまで色々ありますが、私はウロス島とタキーレ島の2島を日帰りでめぐるツアーに参加しました。
トトラでできた浮島「ウロス島」へ
というわけで明朝、チチカカ湖の島巡りツアーにでかけます。
ちなみにチチカカ湖自体も、海抜標高3890mあり、富士山より高い位置にあります。しかもその広さはなんと琵琶湖の12倍・・・!スケールでかすぎる湖ですね。
まずは、湖畔から小型のクルーズ船に乗ってウロス島へ行きます。
このウロス島は見ての通り、普通の島ではなくトトラという細長い植物を積み重ねて作られた島です。草を積み重ねるだけで人が暮らせるような島が作れるというんだから驚きです。上陸してみると、普通にしっかりとしていました。
ウロス島では島の人から、トトラやウロス島に関する説明を聞くことができました。島に建つ家もみんなトトラで作られているみたいです。
しかも、このトトラは食べることもできるということで、ツアー客にそれぞれトトラが渡されました。私も食べてみましたが少し甘い味でした。
その後は、トトラでできたトトラ船に乗って島を一回りしたり、島の子供と写真を撮ったりしました。船もなかなかしっかりしていて、草で作られたとは思えません。
島にも、家にも、船にも、食べ物にもなるトトラはなんて汎用性抜群な植物なんだろうと思いました。
自給自足の暮らしが営まれる「タキーレ島」へ
ウロス島を後にし、しばらく船を走らせて次のタキーレ島にやってきました。
島には段々畑があって、まるで日本のどこかのようにも見えます。
タキーレ島では農業などを中心に自給自足の暮らしが営まれているそうです。わずかでしたがそんな暮らしぶりも垣間見ることができました。
お昼には、湖で獲れた魚料理もいただきました。
タキーレ島からは広大なチチカカ湖を望むことができます!
この真っ青な湖は本当に目に焼きつく光景でした。実際に見に来てもらうと分かるんですが本当に強く濃い青なんですよね。
タキーレ島には物々交換の文化が残っていて、帰りにお土産を売っている女の子とたちにパンをあげる代わりにお土産をもらうなんてこともできました。
こういう、いつもとは違う交流が楽しめるところもタキーレ島の魅力です。
そして、タキーレ島の滞在も終え、また船でプーノの町へと戻るのでした。
おわりに
日帰りでしたがとても充実した島巡りでした。
特にタキーレ島から望む真っ青なチチカカ湖はすばらしく、心に残る景色でした!
ペルーを旅する際は、ぜひ訪れてみて欲しい場所のひとつです。