【訪問時期:2013年10月】
中国最西端の都市カシュガルへとやってきました。
高層ビルが立ち並び都市の要素が強かった首府ウルムチとはうってかわり、赤茶色の建物が並んでシルクロード感が漂うここカシュガル。
旧市街へと行ってみました。
旧市街へ
旧市街の方へ歩いていきます。スカーフを巻いた人に砂地の道路、茶色い建物にイスラム建築・・・中国というよりは中東の国を歩いているような気持ちになります。
旧市街の入り口。
ここから中に入っていきます。
旧市街にはレンガ作りの建物が密集していて、そこにウイグル族が暮らしています。
細い路地をウイグル族がどこからともなく行き来しています。
建物が密集しているためかトルファン郊外で見たようなオープンな家はあまりなく、しっかりと建物には門扉がついています。
門扉は家ごとにわかりやすくするためなのか、ちょっとしたオシャレなのか、ペンキで色がつけられています。
ところどころにイスラム建築
旧市街を回っているとちらほらとイスラム様式の建物を見かけます。
ウイグルのイスラム様式の建物には上部に月を冠したものが多いのが特徴的。
建物の老朽化が目立つ
旧市街の建物は赴きある一方で、かなり老朽化しています。そのため、旧市街ではいたるところで建物の取り壊しと復旧の工事をやっています。もともとレンガ造りのところをコンクリートで固めたような建物も見かけます。
六角形の石畳でできた道
旧市街を歩いていると、ときどき六角形の石畳でできた道があります。
これは旧市街から外へ出られる道であることを示しているのだそう。
といわけで六角形の道をたどって外へ出ました。
まとめ
カシュガルの旧市街は古いレンガ造りの建物が密集していて、まるで迷路のような場所でした。実際に歩いていると、元来た道が分からなくなります。
迷路みたいな場所だからこそ、家の門扉に色を付けたり、石畳を六角形にしたりしたのでしょう。
そんな別世界のような雰囲気を作り出す古いレンガ造りの建物の多くは造り直しが進んでいて、旧市街の雰囲気もこれから少しずつ変わっていくのかもしれないと思いました。
また、ウイグルの子供たちは好奇心旺盛でよくこちらに近寄ってきてくれますが、それはここカシュガルの旧市街でも同じでした。
旧市街の細い路地で子供たちが元気に遊びまわっていたのも印象的でした。