シンガポール

世界一周第1カ国目シンガポールの感想とか考察をつらつらと書きつづっていきます

シンガポール

【訪問時期:2013年9月】

世界一周の第1カ国目に選んだのはシンガポールです。実は幼い頃に来たことがあるため今回の訪問は2度目になるのですが、海外一人旅としては自分にとって初の国となります。

ジェットスターの航空券が手頃な値段だったこと、西回りのルートを考えていたこと、マレー半島ルートを通りたかったことなど諸々の理由により決定しました。

日本から飛行機に乗って、シンガポールチャンギ国際空港についてからそわそわしながらイミグレーションの列に並んでいました。バゲージクレームで荷物をとり、空港のロビーへ出て、さあ旅の始まりだ!と思ったものの、まったく何をしていいかわからず、困り果てて思考停止に陥り、空港のベンチに3時間ただ座り続けてました・・・(笑)

空港に降り立ってからまずどう行動するのかというイメージが全く湧いていなかったんですよね~

そのままでいるわけにもいかないので、サービスカウンターのようなところへ行って、とりあえず今晩泊まれそうな安い宿がないか聞いてみようとしたのですが、まったく口から英語が出てこないどころか、相手が英語で何かしゃべっていても全く聞き取れなくて、自分の英語力のなさにも絶望してました。

そんな感じで私にとって旅行者としてのたどたどしさを思い出すのがこのシンガポールという国です。

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訪れた場所について

マーライオン

シンガポールの超定番スポットマーライオン。

マーライオンはあまりにも想像通りの姿だったので笑ってしまいました。

近隣のアジア諸国からのたくさんの観光客が訪れていました。みんな楽しそうですが、一人で来た私はどうテンションをあげていいか全くわからず(笑)

遠くにはSMAPのCMで有名になった屋上プールのあるマリーナベイサンズホテルが建っていて、あんなところに普通に泊まれるようになりたいな~って思いました。

 

チャイナタウン

シンガポールのチャイナタウンでは道路にはこんな風に色鮮やかな提灯が飾られていて、これはけっこうきれいでした。

大きな中国系のショッピングモールもあって、中に入ってみたけどなかなかの広さでWi-Fiも飛んでいて便利でした。こういうあたりに華僑系の富を持っている具合がでてますね~

路地ではお土産屋がたくさん並んでいて様々なものが売られているので、お土産を買っていくには困らないなと思いました。

チャイナタウンの中国の雰囲気が漂っている中にも洋風建築が時折姿を見せて、異国情緒の中にも植民地時代の面影を感じました。

スリ・マリアマン寺院

チャイナタウン、パゴダストリート(PAGODA ST)という通りを歩いているとあるのがスリ・マリアマン寺院というヒンドゥー教の寺院。シンガポールにはインド系の人が住んでいるのでヒンドウー教を信仰する人たちがいるんです。この寺院の上にはインド系の顔の形をした人形がたくさん乗ってました。

寺院の中にはこのように靴を脱いで入ることになります。

残念ながらこの寺院内の撮影は有料だったので中の撮影しませんでした・・・

ヒンドゥー寺院が初めてで作法的なこととかいまいち勝手がわからずろくに回らないまま出てきてしまいました。とにかく初めてのヒンドゥー寺院ということで新鮮だったことだけ記憶にあります・・・(笑)

仏牙寺

これまたチャイナタウンにある仏牙寺。

「地蔵尊」と書かれた提灯がぶら下がっていてなにか身近なものを感じました。何となく浅草みたいにも見えますね。

中に入ってみると、すんごい金ぴかりんでした!

本堂も!

鮮やかに装飾の施された金色の仏様が所狭しに並んでて、中央の仏様はもうなんか眩すぎました!日本でお寺に行ってもこんな豪華絢爛なものは見たことがないのでテンションが上がりました。同じ寺は寺でもこうやって国によって違いがあるから面白いですね~。

サルタンモスク

ブギス、アラブストリート(Arab St.)のエリアにあるのがサルタンモスク(Sultan Mosque)。

金色のドームが「ああこれがモスクか!」って思わせてくれます。

モスクの中を見学する時は履物を脱いでいきました。また、露出の多い恰好は避けなければならないです。

左上にはシンガポール時間の2:43が表示されてて、右上の9:43は何の時間かと思ったが、聖地メッカの時間でした。時差7時間。ではなく、メッカは午前の9:43なので時差5時間です。

祈る人々。とても静かで荘厳な雰囲気に包まれてます。

これが五体投地か!初めて見た。
軽くカルチャーショックを受けました。

私たち日本人は神社でお参りするけど、ここにいる人たちは何かもっと深い祈りみたいなものをささげているようにも見えます。そういう風に見えるのはここが異国の地だからかもしれないし、宗教が違うからかもしれない。初めて目にする風景だからかもしれないし、祈る時間が私たちと比べて長いからかもしれない。彼らは祈るときどんな気持ちでいるのだろうか。そこに宗教や国や人種の違いはあるのかそれともないのか。そんなことを考えさせられました。

リトル・インディア

リトルインディアはシンガポールの中でもインド系の人が多く住む地区です。
どこからかスパイスのような香りが漂ってきて確かにその名の通り小さなインドという感じがしました。インドは行ったことがないですが、まるでインドを訪れている気分になれます。

道路名の看板にはタミル語の文字

スリ・ヴィラカリアマン寺院

再びのヒンドゥー教寺院。
リトルインディアのセラングーン・ロード(Serangoon St.)沿いにあります。

中ではヒンドゥー教徒がそれぞれ祈りをささげてました。

女性は赤い塗料を額に塗っていた

ようやくちゃんとヒンドゥー寺院の中を見て回れました。サルタンモスクの時もそうだったのですが、ムスリムもヒンドゥー教徒も長い時間かけて祈りをささげていました。その間どういうことを考えているのか、またいないのか気になりました。

オーチャードロード

シンガポールのショッピングエリアであるオーチャードロード(Orchard Road)。

道脇には近代的な建物が並び、どこか歩いている人の服装もきれいでおしゃれにみえます。日本でいうと表参道あたりのような感じ?

ユニークなオブジェがあって、なにか時代の最先端を行っているような感じです。

人だかりができていたので並んでみました。

パンにアイスを挟んで売ってたので買ってみました。なんと1シンガポールドル!アイスは何種類もあって選ぶことができます。チョコミントをチョイスしました。

食べてみると、意外とおいしい。暑い中動き回った体に染み渡ります。シンガポールにしては手軽な値段ですね。

食べ物について

シンガポールは、中国系、マレー系、インド系、その他とほんとにいろんな人種が住んでいるので、まあ中国料理でも、イスラム料理でも、インド料理でもなんでもあります。なので食べるものには困らないんじゃいかなと思いますね。

最悪、日本のカップヌードルを買うこともできます(笑)。味はそのまんまカップヌードルです。シンガポールには普通に日本メーカーの食品が売っているので便利です。

あと、シンガポールにはホーカーといういわゆる屋台があります。メニューを見てもあんまりよくわからないのでとりあえず麺系のものを頼むとそれなりのものが出てきます。

そうめんみたいな麺にそぼろや肉、ネギ、しいたけ、ラー油などの香辛料などがはいってて、これが食べてみると結構うまい。味は甘しょっぱい感じで肉のパンチも効いてました。量は少な目。東南アジアの人が痩せているのはこんな風に一食がそれほど量がないからなんじゃないかなと思いました。

いずれにしてもシンガポールにはおいしそうな食べ物や料理がたくさんあるので、ホーカーとかでいろいろ食べ回ってみるのもいいですね!

驚いたこと

シンガポールのチャンギ空港から市内へはMRTという鉄道が出ているのですが、そのMRTに乗りに行こうとしたときにインド系の女性に声をかけられバスか電車か何かに乗るお金をなくしてしまったから貸してほしいみたいなことを言われました。

いきなりのことで驚いたけど、やんわり断りました。多分だけどウソを言っているように感じたからです。もし、それが本当だったらおそらくこんな見た感じ金のなさそうなバックパッカーの格好をした外国の若者に声なんかかけないと思います。これも旅の一部なんだなと感じた瞬間でありました。

まとめ

シンガポールは海外旅行者でも大変まわりやすい国でした。国が小さいだけあってか各スポットがまとまっているし、電車などの交通機関も使いやすいです。

一方、なかなか物価の高い国でもありました。日本と比べても高く感じました。バックパッカーの節約旅をするには少し厳しい場所かもしれないですね。

シンガポールは多民族多文化の国で、個人的にはそこに一番の面白さがあるように感じました。中国系、マレー系、インド系、その他の多民族が一緒に生活していて、それぞれで食べられる料理が出される屋台やレストランがあったり、それぞれの宗教を象徴する仏教、イスラム教、ヒンドゥー教の寺院があったりします。こういうのをコンパクトな一つの国の中で一度に体験できるのってなかなか他の国にはないです。

てなわけでシンガポールは海外旅行で最初に行ってみる国としてはいいんじゃないかな~と思います。日本からのアクセスも悪くないし、治安も悪くないし、たくさん食べ物はあるし、見どころはまとまっているしで勝手がわからなくてもまわりやすいと思います。あのうだるような暑さがいいんですよね。

なんだか自分はそれなりにシンガポールという土地に縁があるような気がしていて、世界一周の後も再びこの場所を訪れることになりますが、またそれはいつか機会があれば。